この記事ではゼンハイザーのMOMENTUM True Wireless2の使用感をレビューしています。
これまでAirPodsProを使っていた私がMOMENTUM True Wireless2を使って感じた良い点・悪い点などを比較していますので、「AirPodsProも気になるけど評価の高いMOMENTUM True Wireless2も気になる!」という方はぜひ参考にしてください。
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MOMENTUM True Wireless2の外観
ブラックとホワイトの2色展開!高級感のあるケース
MOMENTUM True Wireless2は・ブラックとホワイトの2色展開となっています。
充電ケースにはファブリック素材が使用されていて、パっと見ても高級感があり手触りもいいです。
AirPodsProと比べてしまうとケースは少し大きめですが、他のワイヤレスイヤホンと比べればそこまで大きくはないです。
重量も軽めなので、カバンに入れても持ち運びは楽ちんです。
充電はUSB Type-C対応!LEDで充電状態も確認可能
充電ポートはUSB Type-Cに対応しています。
充電ポートの横にあるボタンを押すとインジケーターが点灯し、電池の残量を確認することができます。
■緑色に点灯:イヤホンが完全に充電されている状態
■黄色の点滅:充電ケースでイヤホンを充電中
■黄色に点灯:充電ケースの電池残量が90%以下
■赤色に点滅:イヤホンの充電にエラーが発生している状態
■赤色点灯:イヤホン、充電ケースともに充電池残量がない
ワイヤレス充電には非対応
MOMENTUM True Wireless2はワイヤレス充電には対応していません。USB Type-C対応はうれしいですが、4万円近い価格のイヤホンなので、ワイヤレス充電にも対応してほしかったのが正直なところです…。
MOMENTUM True Wireless2の特徴
初代からバッテリー性能が大幅に向上
MOMENTUM True Wireless2はイヤホンだけで最大7時間、充電ケースで最大21時間と、合計で4回分使用できるバッテリー容量になっています。初代MOMENTUM True Wirelessはイヤホン4時間、充電ケース含めて12時間程度だったため、バッテリー性能は大幅に向上しています。
またLEDインジケーターで電池残量を確認できるのもうれしい点です。
■緑色:充電が十分にある状態
■黄色:充電が50%程度ある状態
■赤色:充電があまり残っていない状態
専用アプリでカスタマイズがしやすい
ゼンハイザーの専用アプリをダウンロードすることでイコライザーやイヤホンの設定を自由に設定することができます。
外音取り込み機能を使う際に音楽を止める/流したままを選択できたり、イヤホンのタッチ操作を自由に変更することができます。
ハイブリッドノイズキャンセル
MOMENTUM True Wireless2のノイズキャンセルは、物理的に遮音する「パッシブノイズキャンセリング」と、マイクからノイズを拾って打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」を組み合わせたハイブリッド仕様になっています。
どちらかというとパッシブノイズキャンセル(普通にイヤホンをすることで音が遮断される)が強いため、イヤホン自体のノイズキャンセル機能はやや弱めです。
apt-X対応でAndroidスマホも安心
主にAndroid端末で採用されているapt-Xのコーデックに対応しています。
スマホからイヤホンに音楽データを送付する際の圧縮率が少ないため、より高音質に音楽を楽しむことができます。
※iPhoneはapt-Xに対応していないため、iPhoneで音楽を聞く方にはあまりメリットにならないかもしれません。
生活防水(IPX4)で安心
MOMENTUM True Wireless2はIPX4という防水規格に対応しています。
これは雨が降っているくらいなら問題ない防水レベルです。
完全に浸水してしまうような使い方はできませんが、急な雨やちょっと水をこぼしてしまったくらいでは壊れることはありません。
MOMENTUM True Wireless2の音質や使用感レビュー
音質はトップクラス!AirPodsProには圧勝
ゼンハイザーのイヤホンらしくとにかく音がいいです。
音のレビューってすごく難しいんですが、「音場が広い」という表現で伝わりますでしょうか…。
ホールで聞いているかのように音が広がって聞こえるのと、今まで聞こえなかった音が聞こえているように聞こえます。
同じ音楽をAirPodsProと聴き比べれば、明らかにMOMENTUM True Wireless2のほうが好みという人が多いはず。それくらい音がいいです。
AirPodsProも単体で聞けば十分良いとだと思いますが、このイヤホンを使ってしまうと「音質」という意味ではもう戻れない状態になってしまいます。
タップした回数音が鳴る神機能
すべてのワイヤレスイヤホンに搭載して欲しいくらいの機能なのですが、MOMENTUM True Wireless2はイヤホンをタップするたびに「ピ・ポ・パ」とタップした回数に応じて音が鳴ります。
これにより自分が今何回イヤホンをタップしたかを間違えることなく確認しながら操作することが可能です。
ノイズキャンセルは弱い
MOMENTUM True Wireless2は音質は最高なのですが、ノイズキャンセルの効きは誰もが思うレベルで弱いです。
特にAirPodsProと比較してしまうと効きの弱さが更に目立つほど。
電車内での音が気になるとか、飛行機の中でも音楽に集中したいという方だと気になってしまう点かもしれません…。
外音取込機能は自然で優秀
AirPodsProの外音取り込み機能を体験してしまうとそれ以外の製品の外音取り込み機能の性能の低さにがっかりすることがあります。。。
が、MOMENTUM True Wireless2は外音取り込み機能がしっかり効いていて、機械音のような聞こえづらさはほとんどありません。
いちいちイヤホンを外すのが面倒な私にとって外音取り込み機能は重視したいポイントだったので、思っていたより高性能で驚きました。
都市部ではやや音途切れが気になる
MOMENTUM True Wireless2は「リレー方式」という接続方法になっていて、スマホから片方のイヤホンにデータが送られ、データを受け取ったイヤホンからもう片方のイヤホンに信号を送って音楽を流すという仕組みです。
この方式のイヤホンは音の途切れや遅延が発生しやすいというデメリットがあります。(その分コストを抑えることができるというメリットがあるため、比較的安価なイヤホンに採用されています。)
実際に使っていても新宿や渋谷など、人の多い場所ではたまに音途切れが気になるのが欠点です。音がいいだけにここは本当に残念なポイントです。
ちなみに高額のイヤホンは「左右独立型受信」という、スマホから左右のイヤホンがそれぞれデータを受信する方法に対応したものが多いです。
比較的高価なイヤホンに採用されている傾向があり、音飛びや音の遅延に強いという特徴を持っています。
MOMENTUM True Wireless2の付属品
MOMENTUM True Wireless 2はイヤホンと充電ケースの他に交換用のイヤーピースが3サイズ、USB Type-Cコネクタを採用した充電用のケーブルが付属しています。
まとめ:MOMENTUM True Wireless2は音質を重視する方に最適のワイヤレスイヤホン
MOMENTUM True Wireless2は約4万円もする高価なイヤホンではありますが、音質に関しては2020年に発売された中でもトップクラスだと思います。
Youtubeでも高評価なレビューが多いので、音質を重視する方には本当におすすめのイヤホン。
記事内ではAirPodsProと比較させていただきましたが、正直どちらにもメリットデメリットがあり、どっちがいいか?と言われると非常に悩ましいところだったりします。。。
が、音質を追い求めたいという方には迷わずこちらのイヤホンをおすすめできます。
気になった方はぜひ実際に店頭で音を聴き比べてみることをおすすめします!