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カメラ

【Canon】EOS R6約3年使用レビュー!バッテリーグリップやおすすめレンズを解説

フラグシップ機に大型レンズを付けた状態でも問題ない

Canonのミラーレス一眼カメラ「EOS R6」の使用感レビュー記事です。

購入から約3年が経過したので、3年間使った使用感や良かった点、微妙な点をまとめてみました。

この記事でわかること

■元プロカメラマンによるEOS R6の使用感
■ニコンのZ6、ソニーのα7Ⅲと比べてキヤノンのR6はどんな感じか
■バッテリーグリップについてやおすすめのレンズ・アクセサリーについて

この記事では元プロカメラマンの私が、始めて使うキヤノンのカメラEOS R6のレビューをお届けします。

これまで他のカメラマンが使っているのを見ているだけだったLレンズの性能や、そもそもの操作性、他社と比べたときのバッテリー持ちについても解説します。

ちゃんもぐ
ちゃんもぐ
これまでソニーのカメラ一択だったミラーレス市場の話題を一気にかっさらったCanonのR6!これまで使わず嫌いだったCanonの初めて使うカメラなので、その点も踏まえて見れもらえると面白いかもしれません!
なお、2022年12月15日にはR6 Mark2が発売されました!

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CANON EOS R6の基本情報

EOS R6の基本スペックと特徴

EOS R6 + RF50mmF1.8 STMの画像
大きさ 約138.4(幅)×97.5(高さ)×88.4(奥行)mm
質量 約680g(バッテリー、カードを含む)/約598g(本体のみ)
  • 約2000万画素のフルサイズCMOSセンサー(R5は約4500万画素)
  • センサーは1D Mark3とほぼ同等なものを使用
  • 5軸ボディ内手ブレ補正を搭載(R5と同等)
  • 連写は秒間12コマ、電子シャッター時は秒間20コマ
  • 動画は4K60Pで撮影可能
  • デュアルカードスロット搭載
  • R5と同等の瞳AFを搭載(動物、乗り物優先も設定可能)
  • スチール撮影機能に関しては画素数以外ほとんどR5と同じ
  • 8K動画は撮れない(R5は撮れる)
  • 上部モニターはない(R5にはある)
  • 背面モニターがR5より小さい(R5は3.2インチ、R6は3.0インチ)

EOS R6の付属品

EOS R6の付属品は上記の通りです。

昔の一眼レフには色々細かい物が入ってた気がしますが、細かいケーブル類がないのでスッキリしていていいですね!

下取りに出す際にどの付属品が入っていたか探す手間が省けますし。

この中だとバッテリーチャージャーが付属していたのは意外でした。

最近のカメラはバッテリーチャージャーが付属しておらず、本体にUSB-Cで直接充電するタイプのものが多かった気がするので、少し感動しました。

バッテリーチャージャーでの充電は、謎の安心感があります(笑)。

EOS R6の外観

正面から見たEOS R6

袋から開封したEOS R6です。

正直30万するカメラにしては高級感はないです(苦笑)。

マグネシウム合金感がないのが原因ですかね。

上から見たEOS R6

上部から見た様子です。

グリップは深めで、大口径レンズを装着した際もしっかりとカメラを握ることができます

あと、EOS R5は上部にモニターが搭載されていますが、R6ではその部分が「モード変更ダイヤル」になっています。

一眼レフを使用していたときは上部のモニターにだいぶお世話になったんですが、なくなったらなくなったで困ることはありませんでした(笑)。

暗いところでの撮影が多い方には、便利な仕様なんでしょうかね。。。ほとんどの人には必要ない気がします!

側面から見たEOS R6

サイドにはマイク端子やリモートスイッチのアダプタ、HDMI端子などが搭載されています。

残念ながらシンクロターミナルはありません。

今の時代、ストロボはラジオスレーブで飛ばすことが多いので困る人は少ないという判断なんでしょうかね。

EOS R5には付属しているので、スタジオユースはR5でというCanonのメッセージかもしれません。(もちろんホットシューアダプターなどを用意すればモノブロックストロボ等を使用することができます。)

記録メディアはUHS-IIのSDメモリーカードです。

EOS Rからの進化としてデュアルスロットになっています

記録メディアがなにかの原因で消えてしまうなどの事故を無くしたいプロの現場では、デュアルスロットがカメラ選びの最低条件になっていることも多いです。

実際私もここ15年で2回程メモリーカードのデータが飛んだことがありますが、デュアルスロットのおかげで命拾いしたことがあります。デュアルスロットじゃなかったら大変なことになってました(苦笑)。

ちゃんもぐ
ちゃんもぐ
プロとかアマとか関係なく、撮影したデータが消えてしまうのは悲しいですよね…。多くの場合はシングルスロットでも大丈夫ですが、せっかくR6を購入するならメモリカードも2本入れておくことをおすすめします!

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背面から見たEOS R6

背面から見た様子です。

バリアングル液晶の収納具合は、フジフィルムのX-T4のほうが完成度が高いと感じました(X-T4は、上記のように液晶をたたむとフルフラットに収納することができます)。

上位機種らしくボタン数が多いため、ボタン割当をカスタムして自分好みのカメラにカスタマイズしやすい点はうれしいです

個人的にキヤノンといえばくるくる回せるサブダイヤルが特徴だと思っていたので、これまでニコンユーザーだった自分が、まさかこのダイヤルをくるくるできる日がくるとは…という気持ちになりました(笑)。

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EOS R6のバリアングル液晶

バリアングル液晶を開いた様子です。

個人的に画面の表示設定でバリアングルを開いているときは常にモニター固定(ファインダーを表示させない)という設定がすごくいいなと思いました。

これまでのカメラだとモニターで撮影したいのに手がファインダーに近づいてしまったり、体の一部を認識してモニターが消えてしまうことがあったので、それを解消できるのはうれしいです。

EOS R6にBG-R10(バッテリーグリップ)付けてみた

過去にニコンD4を使っていたこともあり、人物撮影では縦グリップが欲しくなることが多いんですよね。

ので、バッテリーグリップ(BG-R10)も購入しています。

ミラーレスのメリットである軽さを完全になくすことになるんですが、スナップやお散歩のときには使わず、ポートレートや長丁場の撮影の時につかっています。

一体型ももちろんいいのですが、「外せる」という選択肢があるのはいいですね(笑)。

R3を買う予定はないので、こちらで運用を続けていきます。

こちらは背面側の様子です。

縦グリップ側のマルチセレクターの位置がやや離れてるのが気になるところなんですが、これは慣れるしかないですね(苦笑)。

最初は普通に違和感あるので、なんでこんな作りにしたんだとは思いますが(苦笑)。

あと、大きな問題ではないですが、ズームボタン(虫眼鏡のアイコン)が横位置と縦位置で場所が違うのも気になるんですよね。

まぁこのあたりは文句言ってもしょうがないので割り切って使っています(苦笑)。

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EOS R6を使って感じたよかったところレビュー

圧倒的なボディ内手ブレ補正

圧倒的なボディ内手ブレ補正

レンズの手ブレ補正もさることながら、R6自体にも手ブレ補正が入っているため、撮影側の手ブレは極限まで抑えられます。

例えば夜景撮影でも、しっかり脇を閉めれば1秒でもブレること無く撮影することが可能です。

被写体ブレはどうしようもないですが、被写体が動かない場合はほとんど手ブレの心配はありません。

高速なAF!瞳AFもばっちり決まる

瞳AFといえばソニー!というイメージがありましたが、R6も全然実用的な瞳AFを実装していました(笑)。

購入する前はここが不安な点でしたが、実用でもばっちり使えます。

瞳AFのおかげで絞りをがっつり開放しても瞳にガチピン決まるのが楽しすぎるので、ポートレートや動物フォトを撮る方にはめちゃくちゃおすすめです!

画素数を抑えたが故の高い高感度性能

R6は画素数が2000万画素と、昨今の一眼レフにしては少なめの製品です。

しかし、2000万画素あれば困ることはほとんどなく、困るのはクロップができない、大きく印刷できないくらいかなと思います。

むしろデータが軽いので、撮影したデータをPC外付けSSDに保存するのもすごく楽です。

撮影量が多い人ほどこの差は大きくなるため、データ保管の手間を減らしたい方にもおすすめといえます。

(私は使いませんが)最大20コマまでの連写性能

私は連写はほぼ使わないので20連写できても…みたいなところがありますが、世間一般的に見れば最大20コマの連写は嬉しい機能だと思います。

連写はスポーツや動物など、動きものの撮影をしたい方には必須の機能です。

そういう意味でも、EOS R6は何でも撮影ができるオールマイティなカメラだといえます。

EOS R6を使って感じた気になるところレビュー

バッテリー持ちは悪い

R6を使っていて気になるのはバッテリー持ちの悪さです。

私はこれまで以下のミラーレスカメラを使ってきました。

これらと比べてもバッテリーの持ちは悪い方だと感じました。

バッテリーに関しては設定や使い方によっても大きく左右されるため、一概に良い悪いは言えないかもしれませんが、少なくとも手放しに「めっちゃ良い!」とは言えません。

半日を超える長丁場での撮影には、予備バッテリーは必須になってくると思います。

旅行の際も充電器を忘れず持参した方がいいでしょう。

レンズラインナップが少ない

CANONのミラーレスは、CANON純正のレンズしかラインナップになく、増えてきてはいるもののまだまだ種類が少ないです。

例えばミラーレスでトップを走ってきたソニーには豊富なレンズラインナップがあり、しかもタムロンやシグマなど、サードパーティ製のレンズも多く存在しています。

手のかゆいところにもレンズが存在しているため、ほとんどのユーザーの要望に答えられる製品ラインナップになっています。

一方、RFレンズはまだプロ・ハイアマチュア向けの製品が多く、様々なレンズを試してみたいという方のニーズには答えられないという課題があります。

レンズ自体はいいものが多いので、引き続き製品ラインナップの拡充に期待したいです。

他社と比べてレンズがデカイ(物が多い)

RF70-200mm F4L IS USMとRF24-105mm F4L IS USMの比較画像

ミラーレスカメラになってカメラ本体は軽量化されましたが、レンズにはデカイものが多いです。

RF50mmF1.8やRF16mmF2.8のようにようやく小さいレンズが出てきたものの、主要レンズは大きいものばかりです。

もちろん、一眼レフ(EFマウント)のときから比べれば小型軽量化しているレンズもありますが、ここでもソニーと比べてしまうとデカイなぁという印象があります。

小さい・軽いは正義なので、シグマのContemporaryシリーズのようなレンズラインナップに期待したいです。というかシグマの参入に期待したい…。

EOS R6におすすめのレンズ・アクセサリー

RF50mm F1.8 STM

EOS R6 + RF50mmF1.8 STMの画像

Canonのミラーレスカメラを持っている全ての方におすすめしたいレンズが、この「RF50mmF1.8」です。

とにかく「軽い」「安い」「小さい」レンズで、特に目的がない時にレンズキャップ代わりに付けておくのもいいと思います。

F1.8なのでボケも十分楽しめます。意外と寄れるのでテーブルフォトにも使いやすいです。

R6と一緒に購入するとか、キットレンズの次に購入するレンズとして最強におすすめします(笑)。

EOS R6 + RF50mmF1.8 STMの画像
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RF24-105mm F4L USM

R6 + RF24-105mm F4L IS USMアイキャッチ

利便性最強の標準レンズが、この「RF24-105mm F4L」です。

Lレンズなので写りもばっちりですし、旅行や失敗できない撮影など、とりあえず1本持っていくならこのレンズになるでしょう。

プロの現場でもバリバリ使われています。

値段も10万円ちょいと”優秀なレンズの割に”!安い部類になるため、「色んなものを記録的に撮影したいという方」、「何かいいレンズが欲しい方」「写真でお金を稼ぎたい方」には特におすすめです!

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ピークデザインのアンカーリンクス

ピークデザインのアンカーリンク

カメラ系Youtuberとかを見ている方なら一度は見たことあるんじゃないでしょうか?

「アンカーリンクス」は、カメラストラップの脱着を可能にするアクセサリです。

特に動画撮影する方は、ストラップが邪魔になる場面があると思うのでおすすめです。

他にも複数のストラップを日によって使い分けたい方、複数台カメラを所有している方は買っておいて損がない商品ですよ!

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まとめ:EOS R6はスチールカメラマンには最高のカメラ

EOS R6の外観やスペック、使用感レビューを紹介しました。

EOS R5と比べられることが多いカメラですが、R6はオールマイティなスチルカメラという印象です

画素数は2000万画素と最近のカメラにしては低いほうですが、Web、SNS、A4サイズ程度の印刷用途でしたら全く問題ありません。

むしろデータサイズが小さいので写真データの取り回しがしやすく、この点はメリットともいえます。

R5の廉価版カメラではなく、より写真に特化したカメラ(もちろん動画も問題ない)なので、本格的に写真に取り組みたいという方におすすめしたいカメラです。

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