仕事の仕方として定着しつつあるテレワーク。
自宅で作業できるメリットがある一方で、これまで対面で行っていた会議や打ち合わせもモニター越しに行うようになり、目が疲れている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、テレワークやPCを使った長時間作業をされる方におすすめなBenQのアイケアモニター「BenQ GW2790QT」を紹介します。
■毎日8時間以上モニターを使用する私が使った使用感
■「アイケアモニター」は本当に目の負担が減るのか
■モニターとしては珍しい白のおしゃれさ(伝われ!)
以前、BenQの他のアイケアモニター「BenQ GW2785TC」も使用していましたが、デスク周りをおしゃれにしたい方は「BenQ GW2790QT(本製品)」、とにかくコスパを重視したい方は「BenQ GW2785TC」がおすすめかなと思います!
どちらも目の負担は確実に減ったという実感があるので、購入を検討する際の参考にしてください!
▶アイケアモニター「GW2785TC」のレビュー
▶アイケアモニター「GW2790QT」のレビュー
▶デザインモニター「PD2705UA」のレビュー
BenQ GW2790QT(アイケアモニター)の製品情報・特徴
GW2790QTの製品情報
液晶サイズ | 27インチ(16:9) |
---|---|
画面解像度 | 2560 x 1440(WQHD) |
表面処理 | ノングレア(非光沢) |
パネルタイプ | IPSパネル(視野角178°/178°) |
VESA規格 | 100 × 100 |
本体サイズ | 横幅:61.4cm 高さ:53.4cm 奥行:23.8cm |
重さ | 約8.4kg |
インターフェイス (背面) |
USB Type-C(アップストリーム) × 1 USB Type-A × 2 HDMI 1.4 × 1 DisplayPort 1.2 × 2(それぞれinとout) |
インターフェイス (背面右下) |
USB Type-C(ダウンストリームポート) × 1 USB Type-A × 1 イヤホンジャック(ステレオミニジャック) |
ブルーライトカット | 対応 |
フリッカー対策 | あり |
スピーカー | ノイズフィルタースピーカー内蔵 |
付属品 | ・電源ケーブル ・USB Type-Cケーブル ・HDMIケーブル ・モニタースタンド ・クイックスタートガイド |
環境に合わせた輝度自動調整で適切な明るさに
BenQ GW2790QTには、周囲の明るさに応じて輝度を自動で調整してくれる「輝度自動調整機能(B.I. Gen2)」が搭載されています。
室内で作業をしていても、朝と夕方では部屋に入ってくる太陽の光に違いがあり、夏か冬かといった季節の違いでも明るさが変わってきます。
GW2790QTに搭載されているB.I.Gen2を活用すれば、いつでもモニターを適切な明るさに自動調整してくれます。
Gen2という名の通り第2世代に進化しており、GW2785TCに搭載されている搭載されているB.I.(実質Gen1)と比べても、より正確に周囲の状況を検知して明るさを調整してくれてるなと感じました。
モニターが見づらい時に手動で明るさを変更する必要がないため、この機能を使えば設定ボタンを押すことはほぼ無くなるでしょう。
ブルーライト軽減で長時間作業でも目の負担が減る
GW2790QTには用途に応じた様々なモードが用意されており、目の負担を軽減できる工夫がされています。
正直ブルーライト軽減に関してはGW2785TCとの違いが感じられませんでしたが、GW2790QTもしっかりとブルーライトがカットされているのが目に見えてわかります。
モニターアーム(VESAマウント)にももちろん対応
テレワークで外部モニターを使用するならモニターアームがおすすめですが、GW2790QTももちろん対応しています。
モニターアームを使えばモニターの自由度が上がるのはもちろん、本来モニターのスタンドがあったスペースを有効活用できるため、収納に使うのもいいですし、スピーカー小物置き場としても使えます。
私はiPad置き場に使用しています(笑)。
人気のエルゴトロンやアマゾンベーシックなどはAmazonタイムセールでよく割引されているため、購入を検討している方はセールのタイミングがおすすめです!
USB Type-Cは65W給電機能に対応!
最近のモニターはUSB Type-C接続に給電機能があるものが増えていますが、GW2790QTも接続と給電がUSB Type-Cケーブル一本で可能です。
正直「いらないだろ」「まぁモニターと電源別々で接続しても手間じゃないだろ」と思っていたんですが、実際に一本で対応できるモニターを経験してしまうと給電できないモニターを使いたくなくなります(苦笑)。
最近のMacは端子数が減っていることもあり、人によってはUSBハブを使っている方もいると思うのですが、そんな方にこそおすすめの機能だなと思います!
ノイズフィルタースピーカーやノイキャンマイクが内蔵されている
安価な外部モニターではスピーカーやマイクは搭載されていないものも多いですが、GW2790QTにはスピーカーもマイクも搭載されています。
ノイズフィルタースピーカーは、その名の通りノイズを除去してくれる機能で、相手からの音声に雑音が混じっていて聞きづらい場面でも、GW2790QTからはクリアな音声でやり取りすることが可能です。
マイクに関してはノイズキャンセリングマイクになっており、スピーカーと同様こちらの雑音を軽減して相手にクリアな音声を届けることができます。
どちらもオンライン会議で役立つ機能なので、アイケアだけでなく音に関してもテレワークに適したモニターとなっています。
BenQ GW2790QTを使って感じた良い点
おしゃれな白のデザイン
個人的に初めての白モニターという補正がかかっている気もしますが、これまで黒のモニターしか使ってこなかった私からすると白いだけでおしゃれに見えます(笑)。
ガジェットは地味なカラーのものが多いため、白いモニターを使用するだけで部屋が明るくなった気すらします(本当に!)。
モニターはあまり動かすことのないガジェットでもあり、時間が経過するとホコリが溜まりがちです。
黒モニターだとホコリが溜まっているのを目に見えて感じますが、白いモニターだとホコリが気になりにくいというメリット(?)もあります!
目の疲れが軽減しているのを実感できる
GW2785TCのレビューでも触れていますが、「アイケアモニター」と名乗っているだけあって目の負担が軽減されているのを実感できます。
私の場合、特に仕事が終わった瞬間に感じていた目の疲れが軽減しました。
流石に疲れが完全になくなるということはないのですが、普通のモニターを使っていたときに比べると差があるなと感じます。
普段ブルーライトカットメガネを使っている方や、仕事中に目薬をよく使っているような方は特に効果を実感しやすいのではないかと思います。
ハブ機能があるUSB端子が嬉しい
GW2790QTには、裏側にハブ機能があるUSB Type-A端子とUSB Type-C端子が存在します。
特に嬉しいのがUSB Type-A端子。最近のMacは端子がすべてUSB Type-C(Thunderbolt)になっているので、USB Type-Aのガジェットを使用したいときにめちゃくちゃ重宝します。
私の環境の場合、マウス(MX Master3)とキーボード(MX Keys mini)は無線接続しているのですが、ウェブカメラ(ロジクール C920n)がUSB Type-A接続なので、ハブ側に接続しています。
MacBookに接続するケーブルが減ったことでPC周りをスッキリできるのは大きなメリットだと思います!
BenQ GW2790QTを使って感じた気になる点
付属のケーブルが黒い
GW2790QTのレビューを書いてる多くの方が触れていますが、私も気になりました(苦笑)。
せっかく本体が白いおしゃれなデザインなので、ケーブルまでこだわって白にしてほしかったなとは思います。
モニターそのもののスペックに関わる部分ではないのですが、ガジェット好きの方の中には「白いガジェット」にこだわりがある方もいると思うので、BenQもここまでこだわれると「わかってるな」と思ってもらえるんじゃないかなと(笑)。
コストの問題なんでしょうけどね…。
内蔵マイクの音質はやっぱり良くない
GW2785TCのレビューでも触れていますが、内蔵されているノイキャンのマイクはやはり良くありません。
※音に関しては感じ方に個人差があります。何個もイヤホンを買ってしまうほどのガジェット好きの意見として参考程度のご覧ください。
ここで記載する「良くない」は、クリアではないという意味です。
ちょっとした用途なら問題ないと思うんですが、仕事(特に商談や面接等)で使用するなら「音質」にはこだわりたいところになります。
マイク付きモニターは便利ではあるのですが、外付けマイクに比べたらやはり劣る音質だと感じます。
相手に少しでもクリアな音声を届けるためにも、マイクは別のものを用意したほうがいいと思いました。
Web会議ではApple純正イヤホンが音質もコスパも最高なので、相手に与える印象を少しでも良くしたい方は揃えておきましょう。
変に高いマイクを買うよりもおすすめです。
BenQ GW2790QTはこんな人におすすめ
テレワークでの勤務が多い方
GW2790QTは、長時間をモニターを使用する方にこそおすすめできる製品ですので、テレワーク勤務が多い方には特におすすめでしょう。
私自身テレワーク時に使用していますが、集中して画面を見てしまうような場面でもLGのモニターを使っていたときと比べて仕事終わりの疲労度が軽減しているように感じます。
目の疲れは最終的に体のダルさにつながることもありますので、今も目の疲労に悩まされている方はぜひ使ってみてほしいです!
自宅でPC作業する時間が長い方
テレワークでおすすめと記載しましたが、もちろん仕事以外に自宅でPCを使った作業が多い方にもおすすめです。
最近はテレビを持っていない方も多く、PCでNetflixやAmazonプライムビデオを見るという方もいると思うので、映像鑑賞という用途で使うのもいいでしょう。
ただ、ブルーライト軽減機能を使用すると本来の色味と少し違って見えてしまうため、動画閲覧に使用する場合はブルーライト軽減をオフにして使用しましょう。
「BenQ ScreenBar」との組み合わせでより快適に
BenQの大人気モニターライト「ScreenBar」を設置すれば、モニター環境が更に快適になります。
元々LGの34インチ湾曲ウルトラワイドモニターで使用していましたが、光がモニターに写り込むことなく手元を明るく照らせるので、眼精疲労を減らしながら作業効率を上げることができます。
特に夜〜深夜にかけてモニターを使用することが多い方におすすめです。
BenQのモニターと相性が抜群なのはもちろん、他社製モニターでも問題なく使用できますので、デスクライトを探している方はチェックしてみてください。
ScreenBarの主な特徴は以下のとおりです
・明るさを環境に合わせて自動調光してくれる
・外部モニター上部に設置できる省スペース
・光が画面に写り込まない絶妙な確度
まとめ:BenQ GW2790QTはテレワークが多い方に最適なモニター
GW2785TCを使用した際も「ブルーライトをカットするだけでこんなに目の疲労度が違うのか」と感じていたのですが、GW2790QTでも全く同じ感覚になりました。
私自身、マーケターとしてテレワーク時はほぼモニターを眺めている状態なので、長時間目を酷使しているから余計にそのありがたさがわかります。
正直アイケアの機能としては他のアイケアモニターとも大きな違いはないように感じますが、おしゃれな白のデザインはインテリアにこだわりたい人にもおすすめできます。
テレワークが当たり前になった今だからこそ、モニターにはこだわりたいものです。今回は27インチサイズを紹介しましたが、31.5インチモデル「GW3290QT」も存在していますので、大きい画面のモニターがいい方はこちらがおすすめです。
新しいモニターを探している方、テレワーク用にモニターの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください!