リモートワークもだいぶ定着してきた昨今、デスクワーク用にオフィスチェアの購入を検討されている方もいるのではないでしょうか。
私も週の半分は在宅ワークという状況なので、さすがにオフィスチェアを買いたいなと思って、めちゃくちゃ検討した結果選んだのが「エルゴヒューマンプロ」でした。
■リモートワークでの椅子はこだわった方がいいと感じた理由
■エルゴヒューマンがコスパ抜群だと思う理由
■椅子選びは絶対に実際に自分で座り比べて欲しい件
この記事では、コンテッサセコンダやアーロンチェアなど色々な高級オフィスチェアを座り比べた私が、なぜエルゴヒューマンプロを選んだのか?を、2年半使用した感想とともに解説しています。
オフィスチェア購入の参考にしてください。
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エルゴヒューマンプロの外観と基本情報
エルゴヒューマンとは
エルゴヒューマンは、腰部分のフィット感とサポートに重点をおいてデザインされた高級オフィスチェアです。
ハーマンミラーのアーロンチェア、オカムラのコンテッサセコンダと並ぶ人気のオフィスチェアで、リモートワークが普及した去年から更に人気が爆発しています。
ガジェット好きの心をくすぐる要塞感あるデザインと機能性、コストパフォーマンスの良さを兼ね備えたバランスのいい製品になっています。
エルゴヒューマンプロのサイズ感
エルゴヒューマンプロの見た目は要塞感がありますが、見た目の通りしっかりと大きいです。
私は組立品で購入しましたが、メゾネットタイプの家なので階段を運ぶのがかなりギリギリでした。
玄関から部屋までエルゴヒューマンプロを問題なく運べるか、購入する前に玄関や廊下の横幅を測っておくのをおすすめします。
「プロ」「ベーシック」「エンジョイ」の3種類
エルゴヒューマンには、主に3つの商品ラインナップがあります。
エルゴヒューマン プロ(オットマンあり・なし)
エルゴヒューマンプロは、エルゴヒューマンシリーズのフラグシップ製品です。
調整可能なヘッドレストや前傾チルトなど、全部入りのオフィスチェアです。
足置きのオットマンは、ありなしを選ぶことができます。
オフィスチェア以外にくつろげる場がある方には不要かもしれませんが、ずっとオフィスチェアの上で過ごしたい方にはおすすめのオプションです。
エルゴヒューマン ベーシック
エルゴヒューマンの標準グレード製品です。
ヘッドレストもランバーサポートもあるので、強いこだわりがなければベーシックでも十分だと思います。
エルゴヒューマンプロより約1万円安く、約8万円代で購入できるため、少しでも安くいい椅子が欲しい方はベーシックがおすすめです。
エルゴヒューマン エンジョイ
エルゴヒューマンエンジョイは、エルゴヒューマンシリーズのエントリーモデルです。
ヘッドレストは付いていますが、エルゴヒューマンの特徴であるメッシュのランバーサポートがありません。
その分価格も7万円台と手頃です。
安価にエルゴヒューマンを使いたい方にはおすすめですが、私としてはベーシックを選んだほうがいいんじゃないかなと思ってます。
「プロ」と「ベーシック」の違い
「エルゴヒューマンプロ」と「エルゴヒューマンベーシック」との違いは以下の3点です。
- 前傾チルト機能(座面後方の座高を20mm高くできる)
- ロングタイプのヘッドレスト(調節が可能)
- V字型のアルミフレーム
前傾チルト
座面の後ろ部分を20mm上げることができます。
この機能のおかげで前傾姿勢でも楽な姿勢で作業ができます。
漫画家やイラストレーターなど、前のめりに作業しがちな方におすすめの機能です。
ロングタイプのヘッドレスト
エルゴヒューマンベーシックのヘッドレストは角度調整しかできませんが、エルゴヒューマンプロのヘッドレストは高さも角度も調節できます。
180cm以上の長身の方だと、ベーシックではヘッドレストが方に当たってしまってうまくフィットしないということもあるようです。
エルゴヒューマンプロなら細かい調整が可能なので、どんな方でもフィットした状態でヘッドレストを使うことができます。
V字アルミフレーム
これはシンプルに見た目の問題ですね(笑)。
背もたれの背面がアルミ素材でV字のかっこいい感じになっています。
これによってリクライニングしやすいとかはないので、見た目重視の方はプロ一択なのかなと(笑)。
厨二病のわたしはもちろん見た目重視です(笑)
メーカー保証は最大5年
エルゴヒューマンプロは、高級オフィスチェアらしく長い保証があります。
保証期間1年 | 外観・表面仕上げ (塗装及び樹脂部分の変色退色、レザー・クロス・キャスターの磨耗等) |
---|---|
保証期間2年 | 機構部・可動部(スライド機構・昇降機構等)などの故障 |
保証期間5年 | 強度・構造体に係わる破損 |
外観の破損的な部分は1年しか保証がありませんが、構造に関わる破損は5年まで保証があります。
流石にアーロンチェアのように12年という保証期間はないものの、しっかりとした保証があるので安心して使用できます。
エルゴヒューマンを中古で買うのはありか?
オフィスチェアを新品で買うのは高いですが、中古なら安価に購入できることがあります。
中でもオカムラのシルフィーは流通量が多く、運が良ければ定価の1/3程度で手に入れることもできるようです。
ただ、エルゴヒューマンはオフィスチェアの中でもかなり人気の製品で、そもそも中古に出回っている数が多くありません。
必然的に中古価格が高くなりがちで、送料も加味するともう少し出せば新品が買えてしまうということがよくあります。
エルゴヒューマンを購入する際は、中古に安い製品が出てくるのを待つより、新品で気持ちよく購入するのがいいとも思います。
エルゴヒューマンプロにオットマンはいらない?
オットマンの有無で+1万円
エルゴヒューマンには「オットマン」という足置き機能が搭載されたモデルもあります。
椅子に座ったまま休憩したい方には嬉しい機能だと思います。
オットマン機能をつけると、+1万円価格が上がります。
この機能に1万円の価値があるかは、それぞれの用途によるかなと思いました。
出したりしまったりが意外と面倒
一見便利そうに見えるオットマン。
全部入が欲しいと思ってエルゴヒューマンプロを選んだのですが、実際にオットマンを使ってみると椅子から出したりしまったりするのが意外と手間なのに気付きました。
大塚家具では前にデスクがない状態で使ったのですが、実際に家で使うときは目の前にデスクがあるのかと思うと、本当にいるか?という疑問が出てきました。
実際にYoutubeのレビューを見ても、「意外と使わない」といった声も散見しました。
椅子で休憩することがあるかどうか
一番は椅子の上で休憩するかどうかに尽きると思います。我が家にはいい感じのソファがあり、休憩するときはソファの上に座ります。なのでオットマンはいらないかな〜と…。
でも、せっかく買うなら全部入りのフラグシップで…ガジェット好き心がくすぶり始めました(苦笑)。
高い買い物ですし、あとから追加もできないので結構悩みました…いらないんだけど欲しいみたいな(苦笑)
結論:私には不要だった(魅力を感じなかった)
ここまで読んでいただけたらもうおわかりかと思いますが、私はオットマン無しバージョンを購入しました。
オットマン、多分あったら便利なんだろうけど、たぶん最初の1週間使ったら使わなくなる未来が見えました(苦笑)
もちろん必要な人にはめちゃくちゃ便利な機能だと思います。私の家の環境とか、そもそもオフィスチェアの使い方とか、そういう色んなものが合わさった結果、いらないという結論になりました。
まぁこういう悩んでる時間が楽しいんですよね…悔しいですけど(笑)
エルゴヒューマンプロの良い点をレビュー
ランバーサポートのおかげで腰痛がない
エルゴヒューマンプロの一番の特徴は、ランバーサポートにあると思います。
これは腰の部分にある出っ張りで、椅子に座った際にいい感じに腰を支えてくれます。これのおかげで長時間座っていても疲れることが全然ないです。
ランバーサポートは高さを4段階調整できるため、ほとんどの人にフィットすると思います。
腰痛で悩んでいる方は、エルゴヒューマンのランバーサポートはかなりおすすめですよ。
大型のヘッドレストで首の負担が軽減
椅子に深く腰掛けた際、頭のサポートをしてくれる大型ヘッドレスト。
頭が宙ぶらりんになることがなくなるため、安定した姿勢でデスクに向かうことができます。
エルゴヒューマンプロはヘッドレストの高さ調整が可能で(ベーシックでは高さ調整できない)、角度も調整ができるため、座面の位置、高さ、ランバーサポートの位置を調整した上で、最後にヘッドレストを頭に合わせるのがおすすめです。
メッシュ生地で蒸れない
クッション記事は座ったときの気持ちよさが大きいですが、特に夏場は蒸れてしまうことが気になる方も多いのではないでしょうか。
その点メッシュ生地だと風通しがいいため、長時間座ってもお尻が蒸れることがありません。
特に夏場はお尻が蒸れやすいと思いますが、エルゴヒューマンプロのメッシュ生地ならその心配がありません。
熱がこもらないので、常に快適に作業することが可能です。
片手操作(ハイブリッドレバー)で椅子を調整できる
エルゴヒューマンプロには「ハイブリッドレバー」で椅子を操作するのですが、基本操作である「座面の前後移動」「高さ調整」「リクライニング調整」の3つが1つのレバーで操作できます。
そのため高さはこっち、リクライニングはこっちといった煩わしさがありません。
椅子を調整したい場合は決まった場所で操作できるため、普段使用しているときも楽に椅子の微調整が可能です。
座面チルトで前傾姿勢が楽(プロのみの機能)
エルゴヒューマンプロは、座面の高さを20mmまで上げることができます。
これにより前傾姿勢になりやすい方でも座りやすい調整が可能です。
特にデザイナーや漫画家など、机に向かって前のめりになることが多い方には嬉しい機能だと思います。
アームレスト調整でタイピングがしやすい
エルゴヒューマンプロのアームレストは上下はもちろん、アームレスト本体が前後左右に動きます。
向きの調整だけでなく前後左右の微調整ができるため、ほとんどの人はベストポジションに調整できるのではないでしょうか。
私はアームレストは内向きにし、本体を一番後ろまで下げた状態が非常に腕とフィットしていていい感じです。
こういった細かい部分の調整も高級オフィスチェアならではの配慮ですね。
豊富なカラーバリエーション
エルゴヒューマンプロは座面生地がメッシュのもので7色、座面がクッションのもので5色の系12色で展開されています。
無難な黒もいいですが、せっかく自宅用に買うなら赤や緑といったカラーリングも個性が出ていいと思います。
クッションタイプのほうが色の濃さが強いため、事前にしっかりカラーを確かめておきましょう。
できれば店舗で一度実物を確認することをおすすめします。
エルゴヒューマンプロの気になる点をレビュー
めっちゃ重い
エルゴヒューマンプロは、重量が焼く30キロあります。
キャスターはスムーズに動くため、同じフロア内での移動は問題ありませんが、例えば1階から2階に運ぶとなったときは、1人ではやや厳しいかなといった印象です。
私は現在入り口は1階ですが、居住スペースは2階というメゾネットタイプの部屋に住んでいます。
エルゴヒューマンプロを配達していただいた際は、ヤマトの配達員さんが2人がかりで2階まで運んでくれたので助かりました。
仮に1人で運ぶ必要がある場合は、椅子を分解することをおすすめします。
リクライニングはあまり倒れない
エルゴヒューマンプロにはヘッドレストがついているので、寄りかかったときの気持ちよさはピカイチです。
ただ、リクライニングの角度は約40°程度までしか傾きません。
ちょっと休むにはいいですが、リクライニングしたまま眠るにはちょっと角度が浅いかもしれません。
ずっと椅子の上で過ごしたいというような方は、ゲーミングチェアのように100°以上倒すことができる椅子がおすすめです。
約10万円という価格
エルゴヒューマンプロは高級オフィスチェアの中ではコスパが良い部類に入ります。
それでも椅子に約10万円という価格は、特に初めてオフィスチェアを購入する場合は勇気が必要だなと思います。
決して買って後悔することはないですが、ちゃんと納得して購入できるよう実店舗に行って座り心地や使用感を確かめるようにしてください。
自分は最低10年は使う想定で、1日いくら?という考え方をしました。10年使うなら1日計算で27円です。そう考えると安いなと(混乱)。
エルゴヒューマン以外に購入を検討していた椅子
オカムラ「コンテッサセコンダ」
一番悩んだのはオカムラの「コンテッサセコンダ」です。正直座り心地という意味では、私としてはこちらが一番よかったんですよね。
ただ、20万円弱という値段を前に「そんなに椅子座るか…?」「ソファーもあるしな…」「エルゴヒューマンだと10万も安いぞ…」という葛藤が生まれ、1週間近く大塚家具に座り比べをした結果、その浮いた10万円で液晶や周辺機器を充実させようという結論になり見送りとなりました。
ちなみにこの浮いたお金でLGのウルトラワイドモニターとモニターアームを購入しました(笑)。
エルゴヒューマン「ベーシック」
そもそもオフィスチェアを探し始めた時に、一番最初に座ったのが「エルゴヒューマンベーシック」でした。
腰痛持ちなので、エルゴヒューマンのランバーサポートがめちゃくちゃ心地よかったんですよね(笑)
プロとの違いは下記の3点です
- 前傾チルト機能(座面後方の座高を20mm高くできる)
- ロングタイプのヘッドレスト(調節が可能)
- V字型のアルミフレーム
前傾チルトはどうでもよかったんですが、ヘッドレストの調整とV字アルミフレームがポイント高かったです。
特にV字アルミフレームは所有欲を満たしてくれると言いますか、見た目から入る私にとっては刺さるものがありました(苦笑)。
そのため、ベーシックも見送りました。
ハーマンミラー「アーロンチェア」
オフィスチェアといえば「アーロンチェア」。ということで、買う買わないは別として座っておかねば…と思い、結構調べて大塚家具で試座してみました。
結論からいうと、自分にはアーロンチェアは合わなかったのか、全然ピンときませんでした。
高いから良いのではなく、自分にあったものが良い椅子というのを教えてくれた椅子でもありました。
検討はしたものの、早々と候補から消えた椅子です。こればっかりは相性ですね。
オカムラ「シルフィー」
もう一個悩んでいたのがオカムラの「シルフィー」。シルフィーは企業さんが採用していることが多いのか、市場に出回っている数が多いという情報が転がっており、実際に中古市場、メルカリやヤフオクにも安価で多くの数が出品されていたんですよね。
椅子に超こだわりがあるわけではないので、オカムラの椅子だし普通にいい椅子だからこれでよくね?という葛藤がちょいちょいありました(苦笑)。実際大塚家具で座ってみても普通に座り心地は最高でした。
ただ、コンテッサに座ってしまったあとだったので、手元で椅子の全てをコントロールできる便利さに圧倒的な差がありました。
何より自分のテンションが上がらなかったので、スペックよりもそういう自分の気持ちを大事にしたいな…というところから却下となりました。
まとめ:エルゴヒューマンプロは「もっと早く買っておけばよかった」と思わせてくれる椅子
リモートワークが本格された2020年。本当は去年のうちに買っておきたかったんですが、なぜか購入のタイミングを逃して2021年5月になってしまいました(苦笑)。
結論から言ってエルゴヒューマンプロを買って本当に良かったと思っています。
オカムラのコンテッサセコンダもかなり良かったんですが、浮いた10万でLGの29インチウルトラワイドモニターやAmazonべーシックのモニターアーム、その他にもAmazonタイムセールで細々としたものを色々買えたので良かった思ってます。
オフィスチェアは高いからいいのではなく、自分にあったものを選ぶのが一番です。
ネット購入でのポイントはかなりお得ですが、1回は大塚家具や東急ハンズで実際に座ってみることを強くおすすめします。
デスクワークが捗ること間違いなしなので、まだ購入を悩んでいる方はこの機会に是非この機会に試してみてください!
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