2021年10月19日に発表されたM1Proチップ搭載のMacBookPro14インチ。
M1チップよりも70%パフォーマンスが向上しただけでなく、USB-C端子の増加やSDカードスロットの復活、Touch Barの廃止など、Appleが改めてMacBookを再定義したマシンになっています。
圧倒的なスペックから多くの人にはオーバースペックと言われるほどですが、実際に使ってみた感じどうなのか?
■M1MacBookPro14インチのスペックと使用感
■よく言われている「M1MacBookAir」とどっちがいいのか
■どんな人におすすめのMacBookなのか
この記事ではMac使用歴約10年の私が、MacBook Pro15インチ2013年Earlyモデルから買い替えて感じたメリットデメリット、M1ProのMacBookはどんな人におすすめかを解説しています。
発売から時間がたった今、結局M1Proチップってどうなの?と、気になっている方は参考にしてみてください。
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2021年版MacBook Pro14インチの製品仕様
購入したMacBook Pro14インチ吊るしモデルの基本スペック
商品名 | M1Pro搭載 MacBook Pro14インチ |
---|---|
CPU | M1Proチップ 8コアCPU 14コアGPU |
画面サイズ | 14.2インチ ミニLEDディスプレイ |
本体サイズ | 幅:31.26cm 奥行き:22.12cm 高さ:1.55cm |
重さ | 1.6kg |
カラー | スペースグレイ |
バッテリー | 最大17時間 |
メモリ | 16GB ユニファイドメモリ |
ストレージ | 512GB SSDストレージ |
ポート数 | Thunderbolt4ポート(USB-C)× 3 HDMIポート SDXCカードスロット |
M1MacBook Pro14インチの主な特徴とポイント
- M1チップよりも70%以上のパフォーマンス向上
- 3つのUSB-C端子
- SDカードスロットが復活
- HDMI端子搭載
- マグセーフ充電に対応(従来のUSB-C充電にも対応)
- Touch Barの廃止
- 120HzのProMotionディスプレイ
- ノッチがある(あんま気にならないのはiPhoneに慣れすぎたせいか)
M1MacBook Pro14インチの主な特徴は上記のとおりです。
個人的にはUSB-C端子の増加、SDカードスロット、Touch Barの廃止など、今まで不満だった点が多く解消されている神モデルです。
“現時点では”スペックを持て余す可能性もありますが、今後5年、10年使うことを考えると、オーバースペックとか感じないレベルかなと思います。
2021年版MacBook Pro14インチを使ってわかった良かった点
圧倒的な処理性能
私が以前使っていたMacBookが2013年製のものだったというのはありますが、全体的に処理速度が上がっているのを体感できました。
特に私の場合はLightroomやPhotoshopでの写真書き出しの時間がかなり短縮されたと感じています。
正確に測り比べていませんが、例えば100枚書き出すのに5分かかっていたとしたら、それが2分で終わるくらいの感覚です。
上記の例ではたった2分の差ですが、写真を書き出して納品したり友人に渡したりと書き出し処理をする頻度が結構あるため、この時短は他をする時間に当てれるため重宝しています。
動画の書き出しをする方なんかは、もっと大きな短縮を感じることができると思います。
SDカード/HDMIポート搭載は最高
これまでMacを買い替えなかった理由の一つにSDカードスロットの廃止がありました。
カメラはSDカードのものを使っているため、カードリーダーに挿して接続するのではなくPCに直刺しできるものが理想でした。
近年のMacはSDカードスロットが廃止されていたので、新型が出るたびに「なんでSDカードスロットないねん!」と怒ってました(笑)。
今回のM1MacBook Pro14インチでは、SDカードスロットが復活。実際に直刺しで読み込めるのは便利ですね。
また、HDMIポートも地味に復活しています(笑)。
現在使っているLGの34インチディスプレイはHDMI接続にも対応しているため、USB-C端子が埋まってしまうときに役立つ…のか…?(苦笑)。
マグセーフ充電の復活
最近のMacはUSB-C端子から充電する方法しかありませんでしたが、M1MacBook Pro14インチではマグセーフ充電が復活しています。
引き続きUSB-Cでも充電可能なので、そこは安心です。
多くの方には「懐かしい」と感じるかもですが、私は買い換えるまでマグセーフ充電のMacBookを使っていたため目新しさは感じませんでした(笑)。
マグセーフの利点は、ケーブルに引っかかってしまった際に端子が抜けやすいことです。USB-C充電ではケーブルを引っ掛けた際にケーブルが抜けず、MacBookごと引っ張ってしまうという事故をよく耳にしました。マグセーフではMacBookが引っ張られる前にケーブルが抜けるため、比較的安全です。
充電器がデカくなってしまうというデメリットはありますが、外出先で使用することが多い方には嬉しい仕様変更だと思います。
Touch Barの廃止
動画編集の方は使っていた方も多いのかもしれませんが、私はTouch Barに何の魅力も感じていませんでした。むしろ「故障する要因が増えるだけだろ」というマイナスイメージしかなかったです(苦笑)。
今回のM1MacBook Pro14インチではTouch Barが廃止され、物理ファンクションキーの使用に戻りました。
画面の明るさやアプリケーション一覧の表示など、物理ボタンですぐにアクセスできるのはやはり便利です。
流石に駆動時間に影響を与えるほどの消費電力の違いはないと思いますが、いらない機能だったので無くなったのは素直に嬉しいです。
カメラが1080PのHDD画質対応に
M1MacBook Pro14インチには、1080PのHDカメラが内蔵されています。
これまでのMacBookでも必要十分な綺麗さでしたが、M1MacBook Pro14インチでの映像は更に綺麗です。
私自身はロジクールのwebカメラを使用しているため、Macの内蔵カメラを使うことはほとんどないです。
ただ、自宅ではなく出先でWeb会議をする際もきれいな映像を相手に届けることができるのは大きな利点だと考えます。
Web会議では映像が相手に与えられる視覚情報なので、きれいな画質に越したことはありません。普段からZOOMなどを使った会議が多い方には恩恵が大きいと感じます。
2021年版MacBook Pro14インチを使ってわかった気になる点
持った瞬間にわかる重さ
これはM1ProMacBookが発表されたときから話題になっていたことなんですが、重いんですよ。
M1MacBookAir 13.3インチ |
M1MacBookPro 13.3インチ |
M1ProMacBookPro 14.2インチ |
1.29kg | 1.4kg | 1.6kg |
数字で見るとMacBook Airとの差はわずか300gではあるんですが、手に持った時の重さは結構ずっしりきます。
リュックで背負って持ち歩くなら影響は少なそうですが、トートバックに入れて持ち歩くような方は重さが気になるかもしれません…。
用途によっては過剰なスペック
これも製品発表会のときから言われていましたが、そもそもM1チップも十分に高性能なCPUです。
M1ProはM1の70%もパフォーマンスが向上しているため、クリエイティブな用途に使う方以外は過剰なスペックだと言えます。
例えばちょっとGoogleでググって調べ物して、Youtube見て、Twitterやって、ドキュメントやスプレッドシート使って…みたいな方はM1のMacBookを使うのと体感あまり変わらない可能性が高いです。
逆にゴリゴリに映像制作したり、4K以上の動画編集・書き出しを頻繁にする方、4000万画素以上のRAWデータを何百枚、何千枚も編集するような方には超時短になる最高のMacになり得ると思います。
M1MacBookAir/Proと比べて割高
スペックが上がっているので当たり前かもしれませんが、明記であるM1MacBookと比べてもM1MacBook Pro14インチは価格が上がっています。
ここでは以下のスペックの時の価格を比べて見ましょう。
- CPU:8コアCPU、8コアGPU
- メモリ:16GB
- SSD:512GB
M1MacBookAir 13.3インチ |
M1MacBookPro 13.3インチ |
M1ProMacBookPro 14.2インチ |
164,780円 | 192,280円 | 239,800円 |
この価格差をどう捉えるかは人によると思いますが、MacBook Airと比べてしまうと約7万円の差があります(2021年11月時点)。
USB-Cポートの数やTouch Barの廃止、ProMotionディスプレイや1080P内蔵カメラなど、様々な面でM1MacBook Pro14インチの方が優れてはいるものの、価格差に見合うものかどうかはよく考える必要があります。
Appleマークが光らない(笑)
これは今に始まったことではないんですが(苦笑)。
個人的に背面のAppleロゴが光るデザインが大好きでした。買い換えるまでに使っていたMacは背面が光るモデルだったため、少し寂しさを感じます。
スペックには関係ない部分ですし、使ってたら見えない部分ですが、ガジェット好きとしてはこういうところで所有感を満たされるので残念な点だなと思います(笑)。
2021年版MacBook Pro14インチはこんな人におすすめ
映像や画像編集を頻繁に行う方
M1MacBook Pro14インチは圧倒的なスペックを持ったノートPCです。
ネットサーフィンやYoutubeを見るだけの使い方では間違いなくその性能を持て余してしまいます。
CPU・GPUに高負荷がかかるような映像クリエイター、画像編集をメインでやる方におすすめのMacだといえます。
Webライターやブロガーといった方々は、スペックだけを見ればM1MacBook Airでも必要十分だと感じます。
圧倒的なスペックにロマンを感じる人
圧倒的なスペックを持つ新型のMacBook Pro。その響きを聞いてテンションが上がらない方は少ないでしょう(笑)。
仮にスペックを持て余すとしても、新型のMacBookProを使用しているという事実はたまらないものです。私も半分はロマンにお金を払っています(笑)。
損とか得とか、スペックがどうとかどうでも良くて、とにかく新型のMacが使いたい!という方は、デメリットなんか気にせず購入しても問題ないと思います。
デメリットは金額やコストの部分が多いだけで、これまで史上最高級のMacBookであることには違いないので!
ほとんどの人にはM1MacBookPro/Airがおすすめ
上記したロマンとかどうでも良いという方、コスパ良くMacBookを買いたい・買い替えたい方は、2021年モデルM1ProのMacBookではなく、2020年モデルM1のMacBook Airがおすすめです。
2020年モデルですが、M1チップ搭載Macも十分に高性能ですし、簡単な写真編集や動画編集くらいなら問題なく処理してくれます。
バッテリーの持ちもよく、今後も長く使っていけることは間違いないため、自分の用途をよく考えてから選択するのがおすすめです。
新型が必ずしも正解ではないので、よく考えて判断しましょう。
M1MacBook Pro14インチの同梱物
M1MacBook Pro14インチの同梱物は、思ったよりも少ないです。
- M1Pro MacBookPro 14インチ本体
- 67W USB-C電源アダプタ
- USB-C – MagSafe3ケーブル(2m)
マグセーフの充電ケーブルは網状のものになっており、耐久性能向上はもちろん、ケーブルが絡まりにくいという特徴もあり使いやすいです。
iPhoneの充電ケーブルも純正のものを網状にしてほしいです。
まとめ:M1MacBook Pro14インチはモンスターマシン
M1MacBook Pro14が到着してから毎日使用していますが、一度もファンが回ったところを見たことがないくらい全ての作業がサクサク動きます。
思いRAWファイルを数百枚現像してもファンが回らないとかどうなってるんでしょうか(笑)。
ファンが回らない程度の処理しかさせれてないということは、自分にとってもオーバースペックなんだなと思いつつ、新型Macを使用しているという事自体に幸せを感じています(笑)。2018年から買い換えようとしてようやく納得できたMacBookなので…。
オーバースペックだの、M1MacBookAirで十分だの様々な意見はありますが、自分が使いたいと思ったものを使って作業をするのは楽しいものですよ。
M1MacBook Pro14インチの購入を考えている方は、スペックだけでなく所有欲を満たしたいかどうかも込みで検討してみるのがおすすめです!
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