EOS R6は初めてのCanon機なんですが、これまでNikon機をメインで使ってきたせいか操作性の違和感を感じていました。
そこでボタンやダイヤルの割当をカスタム。自分が操作しやすい設定に変更することで、一気に使いやすいカメラに返信させることができました。
この記事では、EOS R6のボタン・ダイヤルカスタマイズの方法を解説します。私自身が使用しているおすすめのカスタム設定も公開していますので、是非試してみてください。
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Canon EOS R6のボタン・ダイヤル設定方法
ボタン・ダイヤルのカスタマイズは、メニュー項目の右から2番目にある「カスタム機能タブの3」にある「ボタン カスタマイズ」「ダイヤル カスタマイズ」から設定することができます。
ボタンのカスタマイズについて
EOS R6はボタンが多いカメラです。
すべてのボタンを好きに設定することができませんが、全部で10箇所に機能を割り当てることができます。
設定できるボタンの箇所と初期設定は下記の通りです。
- シャッターボタン半押し
- 動画撮影ボタン
- AF-ONボタン
- AEロックボタン
- AFフレームボタン
- 絞り込みボタン
- レンズのボタン
- M-Fn(マルチファンクション)ボタン
- SETボタン
- マルチコントローラー
M-Fn(マルチファンクション)ボタンは中の設定も変更可能
シャッターボタンの左側にあるM-Fnボタン。
よく使う設定に素早くアクセスできる機能です。
こちらは5つまで設定ができるのですが、下記9個の機能から好きな機能を割り当てることができます。
- ISO感度
- ドライブモード(連写・タイマーなどの切り替え)
- AF動作
- ホワイトバランス
- 調光補正
- 露出補正
- AF方式
- 測光モード
- ピクチャースタイル
ダイヤルのカスタマイズについて
ダイヤルのカスタマイズは絞りやシャッタースピード、ISOや露出補正をどのダイヤルで操作するかを変更することができます。
EOS R6には3つのダイヤルがあり、初期設定は下記のようになっています。
- メイン電子ダイヤル:シャッタースピード(Tv)
- サブ電子ダイヤル2:絞り(Av)
- サブ電子ダイヤル1:ISO
- レンズのコントロールリング:???
EOS R6おすすめのボタンカスタマイズ設定
ここから普段私が設定しているカスタムをご紹介します。
最近は「ポートレート」「スナップ」がメインの被写体ですので、参考にしてみてください。
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ますはじめに
EOS R6のおすすめボタンカスタマイズを紹介する前に、大事なことなので最初に伝えておきたいことがあります。
それは「マルチコントローラーにAFフレームダイレクト選択を絶対に割り当てること」です。
R6を購入された方はまずここだけは必ず設定するようにしましょう。
1. シャッターボタン半押し:側光・AF開始
親指AFを使っていた時期もあったのですが、私は半押しAFのまま運用しています。
置きピンしたい方や動き者が多い方は親指AFがいいんですかね…。
自分の用途では必要ないのでデフォルトのままです。
2. 動画撮影ボタン:Fvモード時、設定リセット
ここはまだ試行錯誤段階です。Canon独自のモードであるFvモードを使用する際に、自分で動かした設定をリセットするボタンを割り当てています。(動画撮影する際はそもそもモードを変更するので、他の機能を割り当てています。)
そもそもFvモードを私が理解しきれていないだけかもしれませんが、どうしてもFvを使うならマニュアルモードを選んでしまう自分がいます(苦笑)。
もう少し使い込んでみてFvモードが不要となったら他の機能を割り当てるかもしれません。
3. AF-ONボタン:瞳AF
一番使いたかった瞳AFはAF-ONボタンに割り当てるのがおすすめだなと思います。
ポートレートを撮影するとき以外はAFモードを1点にしているので、瞳AFのときだけ親指AFになるというイメージです。
AEロックボタンとどちらにしようか悩んだんですが、個人的には片手で撮影する時の親指との距離も含めてAFボタンでしっくり来ました。
もし違和感あるようであれば位置は自分好みに調整してみるのをおすすめしますが、親指に近い位置に瞳AFを設定しておくのはおすすめのカスタムです!
4. AEロックボタン:露出補正(押しながら)
主にスナップのときにAvモードで撮影しているときに使用します。
スナップ時はISOオートにしていることが多いので、露出補正でちゃちゃっと明るさをいじって撮影しています。
5. AFフレームボタン:AFフレーム選択
ここはデフォルトから変更なしですが、親指に瞳AFを設定しているため普段余り使うことはないですね…。
他の機能を割り当ててもいいかもしれません。
6. 絞り込みボタン:Wi-Fi/Bluetooth接続
絞り込みボタンとは設定した値でどれくらい絞りが効いているか(ボケの感じ)を確認できる機能です。
被写界深度を確認しながら撮影するということがほとんどないので、ここにはスマホに画像転送しやすいようWi-Fi/Bluetooth接続を割り当てています。
7. レンズのAFストップボタン:未使用(AF停止)
自分の撮影スタイルだとここに機能を割り当てて使うイメージが湧かないため未使用になってます。
そもそも私の持っているレンズではAFストップが搭載されているものがないという…
8. マルチファンクションボタン:ドライブモード
最初はダイヤルファンクション(デフォルト)に設定していたんですが、ここでいじりたいのは連写やセルフタイマーくらいだったので思い切ってドライブモードにしました。
WBを変更したい時があるのですが、そのときはQボタンで対応するようにしています。
9. SETボタン:MENU
これまで使ってきたカメラがファインダーより右側にメニューボタンがあったんですが、Canonは左側なんですよね。。。
できれば右手で完結したいため、SETボタンにメニューを割り当てました。特にカメラを買ったばかりの方は設定を追い込んでいくためにメニューを開くことも多いと思うので、この設定はおすすめです。
10. マルチコントローラー:AFフレームダイレクト選択
冒頭でも記載したとおりなぜこの設定がデフォルトでOFFになっているのか…。
R6が届いてちょっとスナップに行った際にAFフレームを動かせず泣きそうになったのはいい思い出です(苦笑)。
ここを設定しないと狙った場所にAFを設定することができないため、購入したら必ず設定するようにしてください。
EOS R6おすすめのダイヤルカスタマイズ設定
ダイヤルのカスタマイズについては個人の好みがより出てくる部分だと思います。
“おすすめ”というよりは参考程度に見ていただけますと幸いです。
全体的にNikonのカメラのような設定になっているかと思いますが、それは私のカメラスタートがNikonだったからというだけなので、深い意味はありません(苦笑)。
1. メインダイヤル:絞り値変更(Av)
これはおすすめというよりは私が元々Nikon使いだったからというだけですね。
絞りは人差し指で変えたい。ただそれだけです
2. サブ電子ダイヤル2:シャッタースピード変更(Tv)
なぜ電子サブダイヤル1より先に2から設定できるのか?という疑問はありますが…
ここにはシャッタースピードを設定しています。
これもNikon時代の影響が大きいだけなので、特にこだわりがなければ絞りのままでもいいのかなと思います。
3. サブ電子ダイヤル1:ISO感度設定
基本的にISOはオートにすることが多いんですが、とはいえ光の変化が少ない場所ではマニュアルで撮影する事が多いです。
そのためサブ電子ダイヤル1にISOを割り当てています。
最初はスナップ時を考慮して露出補正にしていたのですが、ボタン側に露出補正を割り当てた関係でISOに戻しました。
4. コントロールリング:何でもいい
Canonのミラーレスを使い始めて日が浅いのもありますが、まだコントロールリングの便利さを活かせていません。
撮影中にここを触るイメージが自分でもできないため、まず使用しません。
ので、何を割り当ててもいいのかなと…このあたり逆におすすめの使い方や設定があれば教えてほしいです。
まとめ:自分好みので設定で撮影を快適に楽しみましょう
EOS R6のボタン・ダイヤルカスタマイズについて解説しました。
このカメラがはじめて!という方は初期の割当でも問題ないかと思いますが、これまで何かしらカメラを触ってきた方は、ある程度自分の撮影しやすいボタン配置が決まってきていることも多いと思います。
そんなときはカスタマイズ機能を活用しましょう。初級機ではボタンが少なく自由度が少ないこともありますが、中級機以上ならある程度思い通りのボタン配置にカスタマイズできるようになっています。
EOS R6の操作性に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考に自分好みのボタン配置を設定してみてください。
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