クリップオンストロボやモノブロックストロボを使っていると、ふと「ワイヤレスで使用したいな」と思うことがあります。
特にクリップオンストロボは、ワイヤレスでオフカメラライティングができると表現の幅がぐっと広がります。
この記事ではストロボのラジオスレーブに使える【YONGNUO】のRF603CⅡを実際に購入してレビューしていています。
中華製ということで実際に使えるのか?と疑問に思っている方も多いかもしれませんが、ぜひ参考にしてみてください。
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【YONGNUO】RF603CⅡの概要
YONGNUO製RF603CⅡの製品情報
RF603CⅡはストロボをワイヤレスで使えるようにするラジオスレーブ(電波式無線制御)です。
カメラの上にクリップオンストロボを付けて撮影するオンカメラライティングと、カメラとは離れた位置から光を当てるオフカメラライティングの2種類があります。
この「RF603CⅡ」は、オフカメラライティングをする際に必要になるカメラとストロボの通信を手助けするアイテムになります。
製品は2つ入っていて、それぞれ送信機(カメラのシャッター)・受信機(ストロボの受信部)の役割を担います。
1つはカメラのホットシューに、1つはストロボやシンクロコードを接続して使用します。フラッシュの同期速度は最大で1/200秒(Canon機)です。
めちゃくちゃ安い
カメラ純正メーカーや、NissinはProfotoといったストロボメーカーからもストロボと通信するコマンダーは発売されていますが、非常に高価な物が多いです。
このRF603CⅡはAmazonで4200円(2021年2月24日時点)と非常に安価。気軽にオフカメラライティングを楽しむことができます。
YONGNUO製RF603CⅡで出来ること
オフカメラライティングでワイヤレス撮影ができる
冒頭でも紹介したとおり、この商品の主な使用目的はオフカメラライティングによるラジオスレーブです。
私は元々持っていたモノブロックストロボをワイヤレスで発光させたいなと思いこの商品を購入しました。
ケーブルによる撮影現場の煩わしさが解消されるので、快適に撮影が可能になりました。
ホットシューアダプターとしてシンクロ端子として使える
この商品にはシンクロコードが搭載しているため、上記したとおりモノブロックストロボでも使用することができます。
私の使用しているEOS R6にはシンクロ端子が搭載されていないため、シンプルにシンクロターミナルとしても使用することができます。
リモートレリーズ(ワイヤレスシャッター)ができる
カメラのレリーズ端子とRF603CⅡを接続することで、リモートレリーズとしても使用することができます。
レリーズ端子には様々な形状があるため、付属のケーブルがご自身のカメラに対応しているか確認することをおすすめします。
なお、本商品に付属しているレリーズケーブルはEOS R6の端子には対応していませんでした。
RF603CⅡの設定・使用方法を解説
基本的にはTRXモードにするだけでOK
RF603CⅡには「TX」と「TRX」の2つのモードがありますが、基本的には「TRX」モードにしておけば使用できます。
「TX」モードはテスト発光用のモードらしいですが、「TRX」モードでもテスト発光は可能ですので設定することはなさそうです。
リモートレリーズには付属のケーブルを使用する
リモートレリーズとしてRF603CⅡを使用する場合は、付属のレリーズケーブルとRF603CⅡを接続して使用します。
カメラの機種によっては付属のケーブルでは接続できない可能性があるため、その場合はご自身のカメラに合ったケーブルを用意しましょう。
まとめ:【YONGNUO】RF603CⅡで気軽にオフカメラライティングを
モノブロックストロボは持っていたものの、それ以外のストロボを持っていなくてProfotoA1xとコマンダーを買おうか悩んでいました。
が、まさかこんなに安いラジオスレーブでワイヤレス撮影が出来るとは思ってもみませんでした。
耐久性とか、大事な現場で使えるかはまだ不安が残るものの、やり直しの効く撮影で気軽にオフカメラライティングをやってみたい方にとってはとてもいい選択肢になると思います。
純正ストロボは持ってるけどコマンダーを買うのは…という方でも使用できますので、オフカメラライティングに挑戦してみたい方はぜひ購入してみてください。
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